おひとり様レディの人生戦略

ひとりでも楽しく、我慢しないで生きる

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人の良いところが見えるというのは天啓のようなスキル

こんにちは!てりーです!

今日はしばらくコンプレックスに思っていたことを昇華し、言語化できたのでそのお話をします。

内容は「他人と比較してしまうこと」から派生しています。きっと私以外の誰かにもお役立ていただけたら嬉しいです。

周りの良いところが見えすぎて自分への劣等感が募っていた1年

小タイトルにもあるように、ここ一年、周囲の人間の良いところがよく目につきました。もちろん良い意味です。

一方で、他人の良いところが見えるたびに、自分の良いところが見えず、存在意義を自問自答することが多かったのです。

あの人はだれとでもうまく話せる。

この人は他人を傷つけることなく場を盛り上げるのが得意。

その人はムカつくことや理不尽があっても、グチを言わずにやるべきことを淡々とこなしている。

あの人は朝から爽やかに、笑顔になるような挨拶をしてくれる。

この人は無口だけど依頼したことは確実にやってくれるし、こまめに進捗を報告してくれる。などなど。

誰かの素敵なところを見つけるたびに、シーソーの反対側に座っているかのように、彼ら彼女たちのようになれない、自分の良いところが見当たらずどんどん劣等感に苛まれていきました。

不思議なことに、自分が一番自分のことがわからないのです。灯台下暗しといいましょうか。

※あとから職場のストレス、寒暖差、体調不良のコンボが原因だったと判明し、ぶじ回復しました。

ふとこのコンプレックス視点から抜け出すことがありました。

*認知の箱から抜け出すのは1人では難しいこと。お友達や仲間の協力を得るか、下記の本を読みながら実践してみてください。

 

違う点からそれを見てみると素晴らしい才能(と自分に言い聞かせる)

仕事で送別会を行ったときのこと。送り出す相手は取引先の方です。

オフィシャルですが、取引先と仲の良い方、業務でよく関わった方々だけが双方選抜されています。

その場に私も呼んでいただきました。

窓口としてよくやり取り(と言う名の迷惑)をしていましたから。

同じくその場に呼ばれた後輩がまた場を盛り上げるのが上手なこと!

誰かを傷つけるような発言も内容もなく、取引先の上司の方々まで笑わかせるんです。しかも初対面同士で!

飲み会終了後、彼女のように場を盛り上げられない自分を思い出して一人反省会をしていました。

その時ひらめいたのです。

いや、待てよ?後輩みたいになれないと反省して落ち込んでいるけど、後輩のような振る舞いを求められて会に呼んでいただいたわけではないよな??

何かしら自分のことを気に入ってくれているから、この会に呼んでくださったわけで。

その会に参加する自分を否定するということは、呼んでくれた取引先のことを否定することになるぞ。

という一人反省会は終了~。自分の悪いところばかり見るのも終了~~と幕を閉じさせました。

 

どのように活用するか、何があればさらに良くなるか

さて。

先ほども書きましたが、自分が一番自分のことがわからないもの。

特に強みや得意に関しては。苦手や不快は自覚しやすいことに比べて。

むしろ弱みに思えるものも、捉え方次第では強みにも売りポイントにもなるもの。

私の「人の良いところばかり見え」に関しても、違う視点から見たら「他人の良いところを見つけるのが得意」といえます。

そして「自分の悪いところばかり見てしまう」は、「他人の良いところをより良い自分への行動に落とし込む潜在性がある」とも捉えられます(超ポジティブに捉えていますよ)

 

他人の良いところ、素敵なところを気づける方は、総じて生きていきやすくなります。

その気付いた他人の素敵なところをどのように活かしても、です。

例えばそれらを本人に伝えると。

その方からの好感度が上がったり、伝えたあなたの素敵なところを教えてもらったりとなにか返ってきます。

(受け取りたいからするという下心があろうとなかろうと)

誰かに好ましく思われるというのは、群れ社会を生きていくのにとても役立ちます。

例えばそれらを自分にも取り入れてみると。

好ましい人間度が上がり、他人から優しくされる回数と質が良くなるでしょう。

例えばそれらを文章に起こし、エピソードとともに発信すると。

何か改善したいとあがいていた方々の助けになります。巡り巡ってステキ人口が増えて、生きやすさがUPするかもしれません。

 

あとはその恵まれたチートスキルを使って、他人の良いところを素直に伝え、自分にも活かしていきましょう。

そう、あなたをより素敵な方に引き上げるのは、伝えるための素直さと度胸です。

他人の良いところを他人に伝えられるようになると、あなた自身にも良い効果があります。

それは自分の良いところの解像度が上がること、ポジティブさが上がるということです。

言葉は発する自分がいちばん聞いているものですから、良い内容を良い言葉で表現すると自分にも良い洗脳効果があります。

自分もポジティブになり、他人からも好かれやすくなるなんて最高ですよね。しかも無料です!(笑)

このスキルを活用して得られる副次効果は、クソな人もあなたの前(だけでも?)では良い人になるという点です。

他人に対して意地悪な人もクソな対応をする人も、あなたには褒められたくてネガティブ要素を表出する回数がます。クソムーブ撲滅運動に繋がります。

 

素晴らしい人はさらに素晴らしく、ヤバい人はさらにヤバくなる

ここまで読んでいる中の方には「人の良いところを見つけられるのは普通のことではないのか?」と思われることもあるでしょう。

普通じゃないんです。人間に標準装備されたものではないのです。

びっくりするほどアレな方々は、ご自分の性格や周りへの迷惑を透明にして、周りの性格の悪さや自分への加害にすり替え、被害者ヅラします。

10代20代であれば、誰か親切な方がおせっかいを焼いて良い方向に導いてくれるかもしれません。

ですが年齢を重ねるほどに、アレな人はヤバい感じを増幅増強していきます。

周囲も関わりたくないので放置され、悪い意味で複利が効いてきます。クソはクソの集大成になります。

…と、どの職場にも1人はいそうな蠱毒の生き残りみたいヤバい人の話に脱線しました。閑話休題

 

注意 ネガティブな方向に向かわないために

何事も「過ぎる」と毒になります。適量が薬です。

人の良いところが見えすぎると、良いところが少ない人間に対して厳しくなります。

特にその相手が自分より権力があったりお金を稼いでいたり、自分が欲しいものを持っている存在だとなおさら。

その時はどうするか。

まずはしっかり自分のお世話をしましょう。睡眠を確保し、栄養のある食事を取り、頻度高くストレス発散する。そして自分の良いところを言葉にして認めましょう。

他人に優しい方は案外自分への優しさを忘れがちです。

次に、「あまり良いところがないな~」という相手から心理的にも物理的にも距離を取りましょう。

感情をかき乱されるのは、距離が近いからです。快適さを維持できる、存在を透明化できるところまで離れましょう。

いろんな対策をしても頭から離れない場合、自分の好きなものややってみたいことなどをリストアップし、予約してみましょう。

家族などの大切なものを考えるのも効果的です。

ゴリッと自分の考える対象を変えてしまうのです。

それでも効果がないなら。環境を変えた方が良いかもしれません…言うは易し、行うは難しですが。

 

ではまた別の記事でお会いしましょう!てりーでした!

ド文系がプログラミングを学んだら思わぬ副次効果があったこと

こんにちは!てりーです!

今日は一部キャリアに関係しますが、雑談。タイトルの通りの内容です。

ふわ~っと総括すると、全く異なる業界の知識や情報を学んで実践することは、それでお金を稼いだり対価を得たりすることがなくても、長い人生で案外役に立つことが多い、というありきたりな話です。

プログラミングは今後chat GPTやAIに取って代わられるなんて言う方もいますが、それを身につけるまでのプロセスが盲点ながら大切ですし、他のことにも応用できます。その備忘録です。

 

 

プログラミングができたら稼げると聞いた現金な女

そもそもなぜプログラミング?しかもド文系が??と思われるかもしれません。

きっかけ?それはプログラミングができたら稼げる、もしかしたら副業や独立できるって巷で話題だったからです(現金)

学んで実践するほど解像度が上がりました。その噂は、上位の実力とアピール上手なプログラマーの話であって、アラサーで参戦した私を含むすべてのプログラマーに適用されるキラキラした話ではないと。

当時はプログラミング転職も視野に入れていたため、その前に現実と自分の実力を認識できてよかったです。閑話休題

当時選んだ言語はpythonです。環境はColaboratoryとVisual Studioを活用しました。後者に至っては現役プログラマーの友人に環境構築のお世話をしてもらいました。感謝しかない。

教材は『AI・データサイエンスのための数学プログラミング』を書籍で使っていました。

その他、パソコンとはどんな原理やメカニズムで動いているのか?そもそもプログラミングって何よ?容量との戦いはどうなっているのよ?は図書館の本やyou tubeの動画で学んでいました。

実践といってもほとんど上記の本を転記していただけでした。

それでもコードを検索し、なんのためにこれを書くのか、順番は前後しても良いのかなど学ぶのは新鮮で楽しかったです。

シューティングゲームの転記をしていたときは座標の設定が必要なんだ~と面白かったのを覚えています。

データ分析をしたかったので、データ分析の本を選んだのですが、その前の統計学の素養がない。

ということで統計学の本も何冊か読みました。そしてよくわからんままプルプルしながら転記し、やりながらなんとなく分かってくる、の繰り返しでした。

自分にプログラミングの適性がないことが分かってから、学習も実践もやめてしまいました。

続けていたとしてもお小遣い稼ぎにもできないでしょうし、何より可処分時間の捻出でストレスの一因になっていたでしょうから、やめたことに特に後悔はありません。

 

プログラミングを学ぶ上で得た大切な学び

さて本題。最初にちらっと申し上げましたが、実にならなくても取り組んでよかったと思えるのは下記の収穫があったからです。

 

・定義の確認を職場でも仔細まで行うようになった。

→期日、クオリティだけでなく、相手が想定している業務、目的をしっかり確認し、試作品を提出して方向性や要望とのマッチを確認するようになりました。

・事業の全体像や流れの把握を意識するようになった。

→その中で自分の業務はどのプロセスに相当するのか、次のプロセスの人はどんな業務か、お客さんにどのように届くのかを逆算して業務を遂行するようになった。

・分析資料の格納順番や名前の付け方から、日常のモノの整理や分類、業務の構造の位置を捉えることが得意になった。

→片付けと整理整頓、思考がクリアになった。苦手でない人は得意になります。

フローチャートの考えを身に着けて業務の取りこぼしを防げるようになった。

フローチャートを頭に思い描いて、想定外に備えてプランBやCまで想定して策を練るようになった。

・嫌な仕事も「自分はパソコン」と思えば無感情・省エネでこなせるようになった。笑

・以前よりも数字で物事を考えられるようになった。

・コピペに罪悪感を抱かなくなった。*誰かの創作物や著作権のないものに限っての話。

→別にイチから作らなくても誰かのものを改良して業務効率化を図れる、売上を上げられるのは省エネと割り切れるようになった。

 

…と羅列しましたが、今従事している業界・職種では得られることのなかった視点や仕事の仕方を得られたのは、本当に良い収穫でした。

私が所属している業界はIT化から遠いということもあり、仕事のやり方とかツール、考え方が全く異なるんですよね。

だからこそ学び始めは親しみも取っ掛かりもなく、参入障壁がとても高くて凹みました。

ですが、慣れたらその分、仕事や日常生活へインパクトは大きかったです。IT系、最新技術に対する免疫ができたということさえも収穫です。

自分の体験を普遍化すると、自分が今まで所属した組織や商業習慣とはズレた集団、もしくは正反対のものを学び、日常で実践することは想定以上に自分や所属組織に良い影響をもたらすということです。

なかなか手を出すエネルギーや時間の確保、思考の転換は難しいですが、小さく始める、一歩を踏み出してみると思わぬ良い出会いがあります。

ということでプログラミング以外にも、月一で新しいことに小さく試したいなと思った管理人です。

 

おまけ

閑話休題ですが、副次効果のひとつ、理系人間の生態や思考パターンを知るきっかけにもなりました。

特に理系男性。コミュニケーションが難しい人がいるな~と思うことが多々あったのですが、プログラミング学習と実践を通して、意思疎通の前提が異なるのだと少しわかりました。特に内向的な理系男性、日本生まれの日本育ち。さらに海外未経験の方。

彼らは、考えていることを相手が受け取りやすいように加工したりラッピングしたりするという手間を掛けずに、入力した命令や言語をそのまま出力しているだけにすぎないのだと。彼らにとってそれは無礼なことではなく、明朗な指示なのです。

システムを日々相手にしているのですから、そのやり方に慣れ、自分も影響されるのは自然なことです。

でも彼らが受け取りたいのは、加工されたり包装されたりした、受け取りやすくて柔らかいもの。笑

パソコンは彼らに優しくしてくれませんから。入力したものをそのまま出力します。でも求めるのは温かさ、人としての優しさ。

ここのギャップに気が付きましたが、周囲がいい年した大人を変えるのは難しいもの。

色んな人とコミュニケーション取って揉まれて磨かれて、そうやってギャップを自分で埋められるようになることを祈ります。

 

ではまた別の記事でお会いしましょう!てりーでした!

日本で女性として働く、キャリアに関するひとりごと

こんにちは!てりーです!

今日はキャリアに関して。アラサーを迎え、社会人としては中堅として扱ってもらえるようになりました。

一方で「女性」という選べない性別というだけで、男性以上の負荷や対価のない期待を背負わされたり、割引された評価からスタートされたり。まだまだ働く女性にとっては、一筋縄ではいかない時代の過渡期なのだと感じます。閑話休題

最近読んだ本がキャリア形成、やりたいことがあろうとなかろうと参考になると感じました。

サマライズを兼ねてやりたいことがある人向け、特にやりたいことこだわりがない人向けで考えをかき分けていきます。

 

 

読んだ本の紹介

『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』

まずは本の紹介から。1冊目はベン・ホロウィッツさん著『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』です。

本書はITベンチャーを経ち上げた著者の経験から、テックベンチャーの採用からマネジメント、事業戦略の建て方、解雇まで多様な知見が具体的に述べられています。

想定読者は経営者を目指している人やマネジメント職、ベンチャー企業勤務の方でしょう。

ですが個人的には自分の人生で悩んでいる人や決断ができていない人がどう判断するか、自分軸を見つける指標を見つけられるヒントにもなります。

会社売却に成功した著者であっても、創業から売却までに地獄のような波乱万丈に過ごし、間一髪で乗り越えてきた経験を具体的に書き記されています。

他人様の失敗や、会社が生きるか死ぬかのギリギリのところで情報が少ない中、どう判断し社員や会社を守るかといった状況を垣間見ることができる良書です。

 

『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』

そして2冊目。ジェーン・スーさん著『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』です。

こちらの本は、メディアで取り上げられるご健在の女性たちが、どのように今の働き方を手に入れてきたのかをインタビューして紹介しています。

特に芸能関連で活躍している方をピックアップされています。

どの方の人生もテレビや雑誌で聞く華やかな面だけでなく、沈みかける船から違う船に移る危機管理能力、泥臭い努力を継続できる行動力と度胸を「ここぞ」というときに発揮されて状況を転換させているのがわかります。

残念ながら再現性があるお話ばかりではないですが、彼女たちの性格と行動力から参考になる部分は多いので今回、取り上げています。

もちろんどの方のお話も見せてもいい、公開してもいい「素の彼女たち」であることは留意しておいてくださいね。

前者の本は判断軸の見直し、判断するときにどんな情報があればよいかという「転ばぬ先の杖」として学びが多いです。

そして後者はまだまだ男社会の日本で、女性が自分らしく働いている色んなサンプルを参考にできる点がとても有意義です。

本記事は後者の本、ジェーン・スーさんの本『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』をメインに女性の働き方について自分の考察を展開します。

今回の軸は、仕事において

やりたいことが決まっている「主体的行動タイプ」

やりたいことは特にない、誰かの期待に答えることや空気を読むことが苦痛ではない「受動的行動タイプ」

の2タイプで考えていきます。

さて本題に入りましょう。

 

やりたいことが決まっている人は:一条ゆかりさんスタイル

やりたいことがすでに決まっている、興味のあること以外はやりたくない!という主体的行動タイプは、ジェーン・スーさんの本で言うところの一条ゆかりさんのインタビューが参考になると思います。

やりたいことが明確にあるタイプは、自分のやりたいことと市場の需要が重複するところを調査して重ねるところで市場の様子を見ながらやりたいことを換金していくパターンがうまくいきそうです。

上記の本では一条ゆかりさんは漫画で生計を立てたい一方で、当時流行りのスポーツ魂や貧困ヒロインが玉の輿で幸せになるストーリーは書きたくなかったし、実際書かなかったとお話していました。

しかし夢だけではご飯は食べられない。ということで一条ゆかりさんは、読者アンケートにこまめに目を通し分析していたそうです。

マクロでの好みや展開への反響、読者の年齢層の確認、年代別の好みや考えをしっかり考察し、ご自身の作品に反映させていたとのことです。

自分の描きたいことと読者の希望する展開を緩急つけながら混じえる苦戦、インタビュー本では「需要でパッケージして、中身は自分のやりたいこと」と紹介されていました。

やりたいことがあるというのは尊いことです。世の中には、思っている以上に自分の興味やしたいことがわからない人がたくさんいます。

ぜひともやりたいことでお金を稼げる人であってほしい。そのためにも市場調査と需要の確認は取り組みましょう。

それは日本市場でどれくらいの規模なのか?

今後も成長するのか、それとも衰退傾向にあるのか?

世界の市場はどう変わっていくのか?

日本でトップシェアを占めているのはどこの会社か?

次席の会社との製品やサービスの違いは?

アフターサービスや販売方法、販売促進方法に何を採用しているか?何をしていないか?

それを買っている人は製品やサービスのどんなところを気に入り、利用し、どんなところに不満を持ち、使っていない機能があるか?などなど。

マクロからミクロまで、調査できる範囲で調査しましょう。

そして小さく始めましょう。在庫も店舗もアルバイトや社員も持たず。日々PDCAを回し、やりたいことと市場の需要それぞれの円が重なる面積を増やしていきましょう。

 

やりたいことよりも他人の期待や空気を読む方が得意な人は:田中みな実さん、山瀬まみさんスタイル

先程とは逆に、やりたいことは特にない、むしろ誰かの期待に答えるほうが好きという方は山瀬まみさんや田中みな実さんのインタビューが参考になります。

このタイプの方々はよく社会人の先輩方が言われること、そして著者が言っていることを実践するのが居場所と収入源を作りやすい気がします。

つまり、仲の良い人や仲間、同僚といった信頼できる人から「これ向いているんじゃない?」「こうしたらもっと良くなると思う」というアドバイスや方向を素直に実践する。求められることを淡々と行動すること。

違うジャンルの仕事でも振られたら取り組む。そうやってひとつずつ積み重ねていく中でやりたいことや好きなものが見つかったらそっちに舵を切っていく。

もしくはその仕事が増えるように周りを巻き込んでいくのが生きていきやすいと思います。

もちろん、あなたのことを便利屋や踏み台にしようとする性格悪い人や上下関係を盾に使い捨てようとする方々も世間にはいますから、その見極めは必要です。

今まで求められるままに仕事をしてきたのに、いきなり「こんな仕事を重点的にやりたいです」という転換が周りに認められるのか?と懐疑を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

そこは求められる仕事をこなしながら相手に借りを、協力してもらえる関係作りをしてきたか、そして自分が市場の求める需要を満たせるレベルの成果を出せたかが、分かれ目になります。

誰かからの期待に応える仕事の仕方が向いている方は、他者との関係性と求められるクオリティ以上の成果物を提出すること意識してみましょう。

打算的?ピュア100%のままでは生きていけない世の中です。

特に日本で女性として働く、お金を稼ぐ、キャリアを形成していくには。

著者のジェーン・スーさんも本書で仰っています。しなやかたれ、と。

 

すぐに望み叶わずとも腐らず、疎まれても気にせず、他者に見出された長所で結果を出す。結果が出たら、許諾を採らず少しずつやらかし、有意義な仕事を采配するのは誰かを見極めて行動する。しかし決しておごらない。(p.189 山瀬まみ

 

他のインタビューでもありましたが、山瀬まみさんはバラエティ番組の出演の際、自分が求められる役割を席順から判断していたらしいです。学者さんたちの横だからわからないことを素直に質問する役割なんだな、年下の方が多いから年上としてのコメントが求められているのだな、というように。

そして田中みな実さんは休みの日に旅行に行ったり、チョコレートに詳しかったりとあちこちで紹介されていますが、彼女曰く、それは異なるのだとか。

誰かとの会話の糸口として色んなところに旅行し、他者が自分にそういうイメージを求めるからチョコレートも色んなブランドのものを食べたり情報を収集したりしていると回答していました。

積極的に発信したい情報も知ってほしい自分もないが、他人が自分に何を期待しているか察知するのは上手だと。

山瀬まみさんや田中みな実さんのように徹底的に自分の求められる役割や期待される役をこなす必要はありませんが、こういった生き方、仕事のとり方もあるというのは知っておくだけでも処世術として生きてくるでしょう。

 

そもそも自分はどっち寄りなのか:優先順位をつけるには

と、2タイプに分けて読書の記録を兼ねて紹介してきました。

肝心なのは自分がどちら寄りなのか。これの把握です。

この把握が案外盲点でして。ほしい・好きといった個人の感情と、息がしやすい居心地が良いといった体の反応は時として一致しません。

一致するならそれで良し。向いているタイプの方向に突き進むと良いと思います。

一致していない場合。個人の感情と体の反応をそれぞれ因数分解していきます。

まずはご自身の好き、ほしいと感じるものを書き連ねていきます。できればここは「動詞」で考えましょう。

「本が好き」、なのではなく「新しいことを知るのが好き」「論理の構造を整理するのが好き」などです。

動詞で考えると、そのものが所属する業界以外にもスライドしやすく、他の業界職種にも応用したり新しい仕事を生み出したりすることも可能になります。可能性は無限大。

まずは後者の息がしやすい、居心地が良いと思える状況を把握していきましょう。

簡易的な方法ですが、これまでの人生を振り返って①嫌だった、しんどかった、すぐに辞めてしまったことを書き出してみましょう。書くことがポイントです。書き出すと自分の手元から離れて客観的に見られるようになる傾向があります。

その事柄について、どんな人がいたか、相性が良かった人・良くなかった人、どんな文化だったのか。外部からの刺激は多かったか、少なかったか。その中にもポジティブなことはあったのか。など。

次に②反対に長く続いたものは何があるか書き出してみてください。同じく周囲の人はどんな人だったか。どんな文化だったのか。外部影響は多かったか、少なかったのか。何がネガティブな要素だと感じていたのか。

そして③。①のネガティブな要素と②のポジティブな要素を見比べます。

ネガティブ要素がご自身に影響大であれば、ポジティブな要素が多様にたくさんあっても差し引きすればマナスになります。

逆にネガティブな要素よりもポジティブな要素のほうが体に良い人にとっては、そのポジティブ要素さえ獲得できれば長く続けることも可能でしょう。

さて差し引きした結果と、ご自分の感情をベン図にしたとき、重なり合うところが多いものに所属しましょう。

重なり合うところの要素がある業界や職種を探しましょう。

なお個人の感情と体の反応を書き出しても、他人の存在が随所にある場合もしくはネガティブ要素が大きく引き算の要因にならないという方は、受動的行動タイプとして行動したほうが自分の花が策かもしれません。

苦手やネガティブな要素を回避しながら、他人から求められる役割をひとつずつこなして行ってみてくださいね。

 

おまけ:これを書いている管理人は両方持っているからがんじがらめ

久しぶりに5,000時を超える大作記事を書いておきながら、管理人ががんじがらめなんですよね。

書き上げ、見直している中でも自分の仕事~となっています(笑)←笑っている場合ではない。

自分の得意で活躍するシーンのひとつに、トラブルが起こったときの火消しがあります。

ベン・ホロウィッツさん著『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』でも平和なときと戦時中でCEOや会社がすることは異なると指摘しているのですが、まさにこれ。

 

平時のCEOは会社が現在持っている優位性をもっとも効果的に利用し、それをさらに拡大することが任務だ。そのため、平時のリーダーは部下からできるかぎり幅広く創造性を引き出し、多様な可能性を探ることが必要となる。しかし戦時のCEOの任務はこれと逆だ。会社にすでに弾丸が一発しか残っていない状況では、その一発に必中を期するしかない。戦時には社員が任務を死守し、厳格に遂行できるかどうかに会社の生き残りがかかることになる。(p.309)

 

かといって毎日毎秒デンジャラスなベンチャー企業は自分の性質上、苦手。仕事面ではトラブル処理班ですが、生活全般では見通しを持てないと不安で眠れなくなります。

それにこれまでやったことがないけど采配された業務で好きになったもの、同僚の誰よりも得意であることも見つかりました。

ライバル企業の営業職から情報を得たり、交渉して名を与え実利をちょうだいしたりするのは、いきいきする瞬間のひとつです。

そういう意味では他人の期待や求める役割に身を委ねて自分の強み苦手を探すのも好きです。

でも雇われの枠を超えて自分でお金を稼ぎたいとも思っています。…困ったな。

 

現職で生活をこなしながらアルバイトやクラウドソーシングで色んなお仕事を体験する。向いている、頑張りたいと思ったらこれまでの自分の強みと市場の需要を絡ませてうまく給料や待遇面で交渉していきたいと思います。

ジェーン・スーさんの本の中にあった、野木亜希子さんのインタビューを私も糧に。

「30代半ばからの成功も悪くない」らしいですよ。

ちゃんとオチをつけられていないですが、また別の記事でお会いしましょう。てりーでした!

稼げるかどうかに人格も人望も仕事の出来も関係ないのだという愚痴

こんにちは!てりーです!

今日はとーーーーっても口が悪い内容ですので、上品な記事を所望する方はご注意くださいね。というか管理人の素が120%出ています。

内容はアクが強すぎる上司の年収を知ってから考えた「稼ぐ」ことへの覚え書きです。

どの業界のどの職種が稼げる、副業に向いているといった具体的な内容はありませんので、あしからず。

 

クソ上司なのに年収ええやんと嫉妬、羨望

 

現職はドブ色に限りなく近いブラック零細企業です。

ブラックあるある、残業代は出ません。ですから管理人のてりーは定時退社しています。

面の皮が厚いレディに育ちました。だってブラック企業を生き延びている戦士ですからね。

ほとんどの同僚は性格が良くてお仕事もできる素敵な方が多いのですが、少数精鋭で性格がアレな方がおられまして。(私のことは今回棚に上げておくとして)

人間の悪いところをアクとドブを混ぜて煮詰めて煮詰めて詰め合わせたようなクソの権化が居るんです。しかも上司に複数人。(以下、クソ上司と記載)

どんなクソの権化かというと、人の気持ちがわからない人格クソ、仕事もムダでお金にならない業務と作業ばかり増やして社員を疲弊させる仕事面クソ、取引先や同僚から嫌われてる人間関係ビンボーなクソ、触らぬ神に祟りなし状態。

性根曲がって保身ばかりした人生なのでしょう、人相にそのクソさが出ていて天然人工問わず、イケメン美女ではありません。

蓄えているのは人望と信頼貯金ではなく、質の悪い食べものと生活習慣からできた脂肪です。

んもー、普通に生きていたら出会わないようなタイプです。桃鉄に出てくるビッグビンボーみたいに、存在するだけで周囲に負債を背負わせるような存在です。あな恐ろしや。

そんなクソ上司の年収を社内資料回遊していたら見つけてしまったんです。

なんと!部長未満の役職なのに、零細企業なのに、賞与だけで一本超えているんですけど!!!

くっそ~~羨ましい~~~~対価に見合った仕事をちゃんとしろ~~~羨ましいんじゃ~~~~~~~!!!

羨ましくて仕方ない!!!かわりにそのお金、使ってあげますわよ!!!

と仕事中に無表情の下で歯ぎしりしていました。心の中でね。

ちなみにクソ上司たちの学歴は高卒か専門学校卒です。これに関しては情報の追加として一応記載。

 

適切な場所に適切なタイミングで「居る」ことの大切さ

 

そう、クソ要素が多くて誰も長所を見つけられないでいるクソ上司様たちでも、「稼ぐ」事ができているのが不思議だったのです。固定概念を覆されたと申しますか。

よく親や学校の先生からは真面目に、誠実に働くこと、他人に親切にしなさいとご指導賜りますが、それって稼ぐアドバイスではないんですよね。稼ぐためのありがたい助言も欲しいもの。

稼いでいる人や経営者、富裕層レベルで資産を保有している方のSNSや本、記事を読んでいると、下記のような内容を見かけます。

・がむしゃらに真面目に仕事をしなくても稼げる

・稼ぐのに人格や人望は関係ない。稼いでいるからと言って人格が優れているわけではない

そして色んな人が言うのは、

適切な場所に適切なタイミングで居ることが大事

ということです。これらのことを、ほんまに???ってずっと思っていました。

もちろん稼ぐには人格とかスキルとか実績も確かにあるに越したことはないと思います。そもそも人格破綻していると仕事を任せられないですし、何より長期的な利害関係にさえなりづらいですから。

ですが、運も大事。その運というのをもっと詳細に言うと、「適切な場所に適切なタイミングで居ることが大事」なのでしょう。

ふと思うのが、クソ上司たちも前社長の時だとあんなにもらえていないんですよね。下積み時代に相当しますし、そもそもの給料体系に旨味はなかったと聞いています。

現社長の体制で役職に就いていて、評価と年収の体制が役職に旨味があるものだからもらえているのです。

あとはクソ上司をやめさせようとする圧力と自浄作用が社内外にないから、クソでも社内にいられるというクソな大前提がありますが。

クソ上司の圧政で辞めていった同僚の奥さんも同様です。

元同僚の奥さんは、元々勤め人でした。ですが会社の方針で所属していた部署をたたむことになり、取引先をそのまま引き継いで起業したのです。

いまや勤め人時代よりも場所と時間を自由に使って、法人1年目からサラリーマン時代の2倍は稼いでいるとか。今後はやり方次第では青天井です。羨ましい。

彼女も「適切な場所に適切なタイミングで『そこに居た』」から果実を得られたのです。

そこに居ることをあと一年早くやめていたら、きっと彼女は転職活動をする必要があったでしょう。

 

格差社会とは言うけどもチャンスは探せばあるのかも

クソ上司には嫉妬しかないですが、視点を変えると希望にもなります。

だって人格破綻して部下に仕事押し付けてお金にならないムダを量産しても他人から嫌われていても他人の人生ズタボロにしても、稼げるチャンスが探せばあるということですから。

*あくまで「稼ぐ」だけですけどね。増やす、守る、うまくつかうといった行動はまた別の要素が必要になりましからね。

それに稼いでいる人の実態を把握することにも役立ちます。その金額をサラリーマンで実際に稼ぐことができるという事実の認識。お金の使い方や取引先からの絞り方も。

本心はクソオブクソで関わりたくないし、某格付け番組みたいに存在ごと私の人生から消してやりたいですが。(酷い)

それに、自分の周り5人の平均年収があなたの年収とも言いますよね。友達のような親密性は生まれ変わっても絶対ごめんですが、それでも稼ぐ面における金銭的思考への影響はゼロではないはずです。

つまり、女性でも学歴職歴がそこまで外見がよろしくなくても、適切な場所に適切なタイミングでいたらクソ上司を超えることも夢ではないかもしれない、という希望なんです。もちろん必要なリスクを取る行動力と度胸あってこそです。

どうせなら希望を持って楽しく、人生豊かに生きていきたいですからね。現実も見つつ、良い面を良い現実にしていく努力していきましょう。

 

ちゃんとオチあるよ:稼げてもそれ以外はクソ、全力でマイナスに振れているヨ!

これを読んでいる画面越しの紳士淑女の皆様、「零細企業なのに、部長未満の役職で、賞与だけで一本超えるの羨ましい~」と思われたことでしょう。

人格クソで仕事レベルもクソで人間関係もクソクソクソのクソ権化なのに、と思われたことでしょう。

人生どこかで支払うようにうまく出来てるもんよね

大丈夫です、ちゃんと救いはあります。目先の小さい利益のために将来や長期的な大きな利益を捨てるタイプなのです。近い将来、自爆するタイプです。

「稼ぐ」ことはできますが、「貯める」「増やす」「うまくつかう」といった金銭面に加え、それ以外の人生におけるほとんどの面は壊滅的です。

なんなら家族経営もクソです。

同僚を仕事できるように育てない、マニュアル準備できない、発注者や仕入先ともうまく人間関係を構築して維持できない人が、ご自身はおろか、夫婦、子どもとの関係をうまく築けるわけがないんですよね。

自分の子のおむつすら替えたことないのだから、子どもに懐かれていないというのは社内外で誰もが知っていることです。

配偶者とも会話がなく、家族経営はぐちゃぐちゃです。

どうやら仕事以外では、限度額付きATM機能を果たしているときだけ他人と会話しているみたいです。

なお社内外ではメンタルケアや承認欲求を要求し、他人よりもたくさん飲み食いする割に、割り勘前提でお会計させるらしく、誰もが仕事以外で関わりたくないと逃げています。

さらに金銭面では、稼げているからと言って資産がたくさんあるとは限らないのが彼らの生態です。

むしろ進んで破滅の道に行こうとしているタイプばかり。お金の遣い方も絶望的にヘタです。宵越しの金は持たねえ、これが令和にも生存しているんです。

地道に右肩上がりで収入を増やした訳ではないご様子です。宝くじみたいにね。

だから金の使い方は見ていて反面教師になります。貯金はなさそう。ご自分の見栄のためにお金を使うタイプです。ケチです。

金があるから幸せになるわけではないのだなと見ていて思います。人望ないですからね。ただ収入がある今は、お金があったら防げる不幸は防げているみたいですよ。お金の効力ですね。

まあ、晩年は寂しいでしょう。人望がマイナスの底まで負債が溜まっていますから。

クソオブクソでも稼げますが、人生を総合的に、多面的に考えたら持続可能とは限らないのがクソ上司から学べることです。いやー、反面教師に事欠かない存在です。

 

ではまた別の記事でお会いしましょう!本記事限定、口の悪いてりーでした!笑

Q. 人生で深く満たされた経験について教えてください

こんにちは!てりーです!

今日は前回取り上げた本から興味深い質問があったので、そちらに関して。

お題にもしてみたので、どなたかの記事を読めるのも楽しみにしています。

お題「「人生で深く満たされた経験」について語ってほしいんです」

 

ぜひ本タイトルについて、画面越しのあなたも時間を取って考えてみてほしいです。

もしかしたらあなたの「濃い欲望」を見つめるチャンスになるかもしれません。

*なお本記事では「日本人」や「中国人」といった表現が出てきます。これは「その国生まれ、その国育ち」の方を簡単に表現するために使用しています。なにか差別を含むものではないとここで注解しておきます。

 

この質問が載っている本に関して

 

この質問は上記の『欲望の見つけ方』から抜粋しています。

本質問を考え、答える意図としては他人と対話をする呼び水、そして対話を通じてご自分の本当の欲望(本書では「濃い欲望」と表現されています)を見つめ直すきっかけです。

本書では欲望に関して、誰かから影響を受けて深く考える前に欲しいと思うことを「薄い欲望」、自分を見つめて過去・現在・未来から本当に自分に必要、ほしいと思うことを「濃い欲望」と区別しています。

「薄い欲望」は身近な他者との競争から、「濃い欲望」は身近な他者と協力したり理解したりするプロセスを経て形成される、とありました。

そしてその「濃い欲望」を見つけるプロセスとして欠かせないのが、他人に共感し合うこと。協力し合うこと。

その一助となるのが、お題としてあげた「人生で最も満たされた経験は何ですか?」という質問である、と記載がありました。

管理人のてりーは自他ともに認める(??)素直ですから、実践してみようと思いまして。

といってもパッと出てこないんですよね。日記やアルバムを読み返して、深く満たされたと感じたか、振り返ってみました。

 

私の「人生で最も満たされた経験は何か」への回答

 

なんだろな~~と日記や写真を見返してふと出てくる回答は、私の場合、残念ながら苦しかった時間が長いものばかりでした。笑うしかない。

でもその苦しい過去や後悔の間に、もしくはその先に満たされた経験があるなあと。ご褒美みたい。

出典の質問文は「最も」とありますが、「深く満たされた」「満たされたと印象的だった」と言い換えたとき、私の回答は下記4つが思い当たりました。

 

まったく違う境遇の人と深い話をして「ああ、そんな考え方もあるんだな」「その選択肢も良いな」と視野が広がったこと

これは主に学生時代の留学や、大学生以降で海外旅行に行った時のことです。

違う言語や文化、信じているものも多様な方々とお話していたときに感じることが何度かありました。

それは違う大陸で気候も宗教も衣食住も全く異なる宿主だったり、長年日本が影響を受けている中国生まれで中国育ちの友人だったり。たまたま空港で近くに座っていた旅行客の方だったり。

学生時代の私は日本の同調圧力が苦手で、海外で働きたい、たくさん旅行に行きたいと思っていました。

ですがチュニジアのトズールに行ったとき、宿主にその話をしたら、宿主は「私はずっとトズールにいたい。国を出たい、旅行に行きたいとも思わない。この場所で宿主をして、観光客に映画のロケ地を観光案内して人生を終えたい」と言われたのはなにか印象的でした。

海外旅行に行くたび、転職や引っ越しを考えるたびに彼の回答が頭をよぎります。

 

またあるときは自分との対話で、相手の心の琴線に触れる瞬間に立ち会いました。

日本の空港でたまたま手助けした訪日観光客のオーストラリアの方と雑談をしていたとき、日本人の見送りに関して質問されました。

彼は来日して日本人含め訪日観光客ともたくさんおしゃべりをして帰国するところでした。

旅行中に仲良くなった日本人が彼をバス停まで送り、バスが発車して見えなくなるまで手を振り見送ってくれたことに疑問をいだいていました。

「仲良くなった日本人が、自分が乗ったバスが見えなくなるまで手を降って見送りしてくれた。これはどうして?僕は一人で旅するには不安に見えたのかな?」

「その人の本心はわからないけど、あなたと仲良くなれて嬉しかった、お話できて楽しかったから、最後まで見送りたかったのだと思うよ」

と回答したら、感動し、笑顔でるんるんしていました。

こんな感じのリアクションをしてくれた。ノリが良い人だったな。

それから彼は日本がさらに好きになり、現在日本で転職し、生活しているみたいです。

 

他の人を大切にしたり尊重できる自分になったと気づいたとき

 

わかりやすい具体的なエピソードがあるわけではないので、抽象的で説明が難しい話です。

これは愛情や他者尊重のリレーのバトンを繋ぐことができるようになった、と自分を客観的に見られるようになってから自覚しました。

親や親以外の他人から自覚している以上に大切にされ、尊重されています。友達、恋人、パートナー、同僚、近所の方々などなど。

私はこれまで多様なブラック企業で働いてきた経歴を持ちますが、どの職場でも直属の上司と何でも相談できる先輩や教育係には恵まれてきました。

特に今の職場は限りなく黒に近い法律をギリギリ遵守していないドブ色したブラック企業ですが、教育係はSSR級の人格者でお仕事もできる方です。きっと大手企業にも数えるほどしかいない素晴らしい方です。

その方から忍耐強く業務内容、一人間として商業倫理を守りながら商売をすること、交渉や人間関係の維持のコツなどを教えていただきました。業務以外でも私生活を夫婦お2人で気にかけて気遣いも頂戴しました。

何年か経って後輩が入社したとき。教育係から教えてもらったことを余すことなく伝え、一人前に育てようと自然に振る舞っていました。

また教育係から気にかけてもらった、尊重してもらったやり方で後輩と接していることに、同僚から指摘されて気づきました。

人から受け取ったものを独占するのではなく、他人に繋いでいくことができるようになった。

そういう意味で大人になったのだと気づくことができたときの満足感は、なにか努力して習得した達成感とはまた違う満足感があります。

 

親もひとりの人間で苦労したこと、奮闘していたこと、親なりに合いそうと努力してくれていたことを知ったこと

 

両親や祖父母の昔の話、特に自分を育てるにあたりどんな苦労をしたか、あのとき親はどう思っていたのか。

高校を卒業したり一人暮らしを始めたり、就職をして自分でお金を稼ぐようになったりしてから尋ねると、案外答えてくれます。

※途中で茶化したりけなしたりすると二度と答えてくれなくなるから、最後まで話を遮らないんですよ。

親側の苦労や親はどんな気持ちでその行動を選択したのか。

親も一人の人間で悩みながら、親なりに自分に向き合おうとしていたことを知ると感慨深くなります。

自覚していた以上に、愛されていたことに気が付きます。

またそれぞれの親に相方への思いや馴れ初めを聞いてみるのも、家族観の再構築と両親への思いを更に深めることになります。

ただこの内容に関しては、繊細な注意点があります。

ひとつ目はご自分の親が毒親の疑いがあるとしんどいこと、ふたつ目は親が亡くなってしまうと尋ねようがないことです。

特にふたつ目は、当事者のお話を聞けないという点で大変残念で、想定以上に取り返しのつかないことです。

もしご両親、祖父母の方が健在で関係性も悪くないなら、一度思いきって尋ねてみると満たされた気持ちを味わえると思います。

 

できない、苦手だと思っていたことを大人になってから少しずつ取り組んで「楽しい」に変えられたとき

 

これまでは他者との関わりの中で満たされた経験でしたが、これは一人でもできる内容ですね。

昔から私は体育が苦手で、運動部からも逃げてきました。

ですが大人になって、お散歩からはじめ家での筋トレ、ハイキングや登山、それに伴う体力つくりとしてジョギングやプールに通うなどいろいろ試してみました。

半年前は歩くスピードと同じくらいの速度で20mも走れない体力・筋力・持久力でしたが、週2でジョギングを始めたところ、サラリーマンの自転車を追い抜くスピードで100mは続けて走れるようになりました。(例えがビミョー)

さらには休憩をはさみつつ500m以上走れるところまで伸びました。

なんなら走るって、体を動かすって楽しいという感情まで湧いてきました。(私にとっては快挙オブ快挙でした)

体を動かす楽しみをもっと早く知りたかった

まだまだ走れる距離とスピードを伸ばしていくつもりです。

まだまだ途中でも、過去の自分と比べるとだいぶ良い方に変化したな、遠いところまで来たなと思います。

誰かと比べるでもなく、過去の自分と比較する。一週間前できなかったことが今日、ほんの少しできるようになる。

これは大人になっても、成長や良い変化を感じられてとても良いです。

新しい世界が広がるのと同時に、新しい自分の一面も見つかります。

苦手と思っていたけどじつは楽しくて夢中になった、昔はできなかったけど大人になってできるようになった、仕事にも良い影響が合った、など。

ぜひ興味があるけど苦手意識があるものを、ほんの少しでいいからこっそり始めてみてください。案外楽しいですよ。

今年は車を運転できるようになりたいと思っています。

苦手で逃げ続けてきましたが、ペーパードライバー練習に行ってみると案外楽しいこと、壊滅的にヘタというわけではないことがわかり楽しんでいます。

 

「満たされた経験」の共通要素を抽出してみる

…と、書いていくうちに色んなエピソードが出てきて、自分を関わってくれる周囲の方々に感謝の気持が湧いてきました。

いつも受け取っている愛情と尊重の気持ちを込めて感謝をお返ししたいな~。

私の場合、「人生で深く満たされた経験」は、

・他者との関わりの中で見つけるもの

・自分と向き合い、過去より少しでも良くなること

のふたつの要素が大きく影響しているのだなと認識できました。これは実り多い省察でした。

社会的成功や金銭的報酬に直接結びついているわけではないけど、どれも自分の人生を豊かにしてくれているものばかりです。

むしろ目標にしていた年収を達成しても、満足感はその時だけで。「もっともっと」を自分の首を絞めて苦しくなっているような気がします。

現時点までの私にとって、社会的成功や経済的報酬は「人生を深く満たす経験」にカウントされないのですね。

 

あなたの「人生で深く満たされた経験」は何ですか?ぜひ、振り返って、誰かに伝えてみてください。

何か良い影響があなたになることを願って。

 

ではまた別の記事でお会いしましょう!てりーでした!

希望の会社から内定をもらったけど辞退した話

 

こんにちは!てりーです!

今日はお金を稼ぐカテゴリー、仕事の話です。

アラサークライシスか、仕事もプライベートも色々「これでいいのかしら?」とモヤモヤする時期に突入しています。

現職がまあ限りなく黒に近いブラック企業(もはやただのブラック企業)でして。

根本的に解決しちゃおっかなと転職活動をしまして。

で、ありがたいことに内定を頂戴したのですが、結局断りまして。もちろんその辞退までにとてーもとてーーも悩みました。

その辞退か、入社かで考え計算するまでの過程と読んでいる本がマッチしてしまったので備忘録として残します。

どう決断するか、何にもやもやしているかわからない人の解決の糸口になると嬉しいです。

 

現職の限りなくブラックさに嫌気が差して転職活動にGO

 

私が所属している会社は外から見たらキラキラ、中から見たらアリ地獄みたいなブラック企業です()

残業代は基本でない、現場職にいたっては24時間どころか48時間働けますか状態です。恐怖。

先輩の女性社員への待遇を見ていると、自分の会社での将来性はどんどん悪くなることも目に見えています。

そこで。

転職活動を!私はするぞ!!


転職活動に精を入れました。

特段、希望する事項はありません。

年収は3年以内に現職以上になること、会社か事業に将来性があること、まともな人が同僚や取引先にいること。

そして、できたらいろんな業務や部署を経験して生き残るスキルを身につけること。これに関してはどうせ自分で頑張るのをわかっているため、そこまで重視していませんでした。

上記の年収UPもしくは維持でいろんな業務を経験するには、と短絡的に総合職を希望しました。

業界を絞って精選したところで書類選考が受からなければ意味がない。加えて自分の世間知らずは自覚しているのでローラー作戦で数打ち当たれ~と応募しました。

んで。

内定もらったんだ~!



内定を頂戴しました。(端折りすぎ)

んで、1週間位ウンウン悩んで、色んな人に相談し話を聞いてもらって。

内定を辞退しました。

決断早くない???



事業内容にも仕事内容にも興味関心はありました。なんなら上場企業の関連会社だったので色んな面できっちりしていると予想するのです。

ですが、年収や待遇、女性社員の登用、社風など色んな要素を四則演算したとき、イコールの後の計算結果が私の指標ではマイナスに振れてしまったのでした。

もちろん全てが最高な労働時間が短くて責任も負担も少なくて年収が高い、法令遵守もしている真っ白ホワイト企業に入れるに越したことはありません。

まあそんな会社はなく。何かしら妥協はつきものですが、それでも色々加味して入社すると得られるものよりも支払うものが多いと感じました。

特にネックだったのは女性総合職 登用に関する会社の捉え方と年収です。

前者は選考の質問から漂う無自覚な男尊女卑感…。後者は明らかに年収が下がるのでした。

女性の総合職だから男性以上に頑張らなきゃいけない、でも協力を得られるかは分からない。

そんな中で年収を下げてまで入社したいかと自問自答したとき、私の中ではNOだったのです。マイナスに振れました。

そこまでその会社で働くことに強い思いを持てませんでした。

 

最近読んでいる本から学ぶ欲望について

 

最近下記の本を読んでいます。どうやらSNSで今年の上半期に話題になった本みたいです。

*ネタバレになるかもしれませんから、本の内容は知りたくないよという方は次の画像の下から読んでくださいね。

本書の内容は、人間は模倣(マネ)の生き物で、欲望も他人から受け取ったり影響を及ぼしたりするよ、と。

欲望の影響を受けるから、相互に影響している集団は似たような感じになり、争いが起きたり誰かを排除したりすると。

この相互に影響を受ける集団のことを「1年生の国」、一方的に憧れて欲望の影響を受けるだけの存在を「セレブの国」と読んでいます。(両方とも著者の造語です)

それぞれの集団から「薄い欲望」、「濃い欲望」を受け取ったり渡したりします。(こちらも著者の造語です)

「薄い欲望」は、他人が持っているからほしいといった、誰かから影響を受けて軽い気持ちで欲しくなる気持ちのこと。手に入れたら新たな欲望をまた他人から軽く影響を受け、軽い気持ちでほしいと思うサイクルを繰り返します。

一方で「濃い欲望」は、他人から影響を受けつつも本当に自分がほしいと思うものです。一般的に「薄い欲望」よりも手に入れるまでに時間や努力を要するようなものが多いです。

ほとんどの人は「1年生の国」に住んでいます。

そして「セレブの国」の方々に憧れつつ、身の回りの「1年生の国」住民から「薄い欲望」の刺激を受け、絶えず欲しいものに振り回され、自分の「濃い欲望」に気づかず分からないまま、常になにかを欲しがり満たされる時間が少ないと指摘です。

本の内容はここまで



 

最終選考の後からこの本を買ったため、入社するか辞退するかの悩んでいるときは食い入るように読みました。

なぜなら、内定をもらった会社に申し込んだとき、私は「1年生の国」の隣人から「薄い欲望」の影響をガッツリ受けていると自覚していたからです。

現職の業界は男社会で、女性の総合職は数えるほどしかいません。

そんな希少な女性総合職が取引先で活躍し、一緒にお仕事をしているとキラキラして見えたのです。

だからそんな彼女たちみたいになりたくて、私も似た文化を持つ業界で、女性総合職を目指したのです。

そして実際に内定を頂戴して、働くことを具体的にイメージしたとき、「薄い欲望」であり自分の本心や向いている社風ではなかったと気づいたのです。

私の仕事における「濃い欲望」は他にあると、その会社では実現が難しいと気づいてしまったのです。

ううん、自分を本当に幸せにする欲望に気づくって、難易度が高いです…。

 

本当の欲望に気づくには。解は見つからないけど試行錯誤するしかない

 

「さあどうぞ」と差し出されたとき、何かトレードオフが発生するとき、本当に欲しいのか雰囲気で欲しかっただけで本当は不要なのかに気づきました。

本当は、心から欲しいものではなかった。

では、本当は何がほしいの?と聞かれてもすぐには出てきません。

でもその欲望のモデルは誰?身近にいる?どういうところが素敵で、どういうところにウーーンと思っているの?と自問自答したら、きっと誰かの欲望に影響を受けているだけと自覚できるでしょう。

アラサーになってまで、いろんな業務を経験してきたのに、自分の特性や活躍できる業界・職種はイマイチ分かりません。

それでも私は所属していて苦ではない組織で、やっていて苦ではない業務を、納得できる対価を得ながら取り組んでいきたいと思います。

そのためには、色んなことを経験して自分の好き苦手、得意・不得意を知りながら、需要に応えていく。

高く買ってくれそうなところに売り込む。

現在の希望を叶えるにはそれしかないのかなと、今回の内定辞退をとして学びました。

ということで年始末含む2024年は、引き続き転職活動と自分の幅を広げる活動への取り組みをしていきます。

 

これを読んでくださってる皆様、良いお年をお迎えくださいね。

また別の記事でお会いしましょう!てりーでした!

止めることが豊かさにつながることもある

お題「思い切ってやめてみた事」

 

こんにちは!てりーです!

今日ははてなブログで興味深いお題を見つけましたので、そちらをば。

大人になってから思うのは、始めるよりも止めるということの難しさです。

惰性で継続してしまうんです。ときめかなくなっても、不要になったとしても。

特に今回は仕事ではない、生活の部分での「思い切ってやめてみた事」について詳述します。

年始末休暇や大掃除で処分かそのまま持っておくか、モノだけでなく習慣も見直す機会の一助となると嬉しいです。

 

やめてみたこと一覧

コロナ禍から思い切ってやめてみて、個人的には心が豊かになったことを紹介します。

○仕事編

・3年目を超えて何でもかんても仕事を引き受けるのをやめた。

自分の実績やスキルに繋がりそうなものを積極的に引き受けた。

 引き受けるなら一部ではなくできるだけまるごと、繋がったプロセスの業務を引き受けて自分の実績にした。

・質問されたことだけを教えるのをやめた。

最初からつまづきそうな所、盲点なところを教えて効率的に仕事ができるようにアシストした。

・上司や会社に期待することを辞めた。

セールス業務も引き受けて自分で稼ぐ練習にした。

昇給の交渉も随時するし、評価せざるを得ない業務を引き受け、数字を使って実績をアピールした。

・挨拶やお礼を伝えることを渋ることをやめた。

自分から挨拶やお礼、ポジティブな言い回しで会話を心がけたら周りの人が今まで以上に親切で協力的になった。

 

○生活編

・包丁とまな板を使うのをやめた。

キッチンハサミを使っている。洗い物も減るし、食洗機でも洗えるし、準備も楽ちんで快適。

・洗って使える布の台拭きふきんをやめた。

ウェットティッシュを導入した。汚れを気にせずいつでも拭ける、洗濯物が減って快適。

・冬は鍋以外の晩ごはんを食べないと決めた。

晩ごはん何食べようと悩む時間とエネルギーを別に使えるようになった。

・冬の朝ごはんは作り置きの具だくさんスープと決めた。

朝から温かくて栄養のあるものを摂れるようになった。

・自分で食器洗いすることをやめた。

一人暮らしでも食洗機を導入すると快適。お皿洗いが好きでないと気がついた。

・コンプレックスや食わず嫌い、未経験を「完璧にやり遂げなきゃいけない」と思い込むのをやめた。

「ちょっと気になる」「ほんの少しやってみようかな」という挑戦が視野を広げた。

 

まだまだいっぱいあるのですが、自分のメンタルや生活が豊かになったのは上記の影響が大きいです。

思い込みで「~しなきゃ」という「べき論」や世間で「したらよいよ~」と暗黙知で推奨されているものをやめてみた意識があります。

やめてみたら別に困らないですし、誰からも責められません。むしろ自分の思い込みが自分を責めていたのだなと。

加えてインターネットやSNSで調べたら出てくる「丁寧な暮らし」を、真に受けるのではなく、自分なりの「丁寧な暮らし」を再定義し実践することは、やめてみて豊かになったことのひとつです。

自分の思う丁寧な暮らし、欲しい物を手に入れるための戦略的良い人を実践は、社会人歴5年を過ぎたあたり分析と再定義をすると、思わぬ時間の捻出、エネルギーの節約に繋がります。

そういえば、仕事で戦略的に図々しく、でも良い人作戦は「雑に仕事を押し付けたら対価を求められる」「ちゃんと評価をしないと違う会社に行かれてしまう」という危機感を上司に与えることができました。笑

仕事をしっかりしているけどいまいち評価が…という方はちょっと戦略的に図々しく、良い人作戦をすると案外効果があるかもしれません。笑

劇薬なので用法用量には十分お気をつけて。

 

他人の言う「丁寧な暮らし」と“私の求める”「丁寧な暮らし」は案外重ならない

見出しの通りなのですが、時間と手間さえかけたら自分が満足する丁寧な暮らしになるわけではありません。

人それぞれ年齢、体力、キャパシティ、可処分時間、価値観は異なります。

実際、ネットで見かける丁寧な暮らしなるものを実践したら、フルタイムの私は自分の自由時間が減り、ピリピリイライラするようになりました。

朝から土鍋でご飯を炊く時間も余裕もありませんし、一汁三菜は定時帰りでもだいぶ負担です。掃除なんて毎日がっつりできるか!(したほうが心穏やかに過ごせるのはわかっていても)

Q.自分にとって快適な生活はなんだろう?

Q.自分を大切にする、自愛する生活ってどんなものだろう?

Q.自分の好きな家事は?苦手で、できたらやりたくない家事はなんだろう?

Q.やっていてテンションの下がることはなんだろう?逆にノリノリになってくることはなんだろう?

やりながら、各作業の気分をメモしていきました。

そして自分を大切にすることとやっていて気分がいいこと、不快にならないことに時間とエネルギーを先、やらなくてもこだわりがないこととやるのにテンションが下がることを機械に任せたりそもそも止めたりと日々の生活で実験していきました。

私の場合、譲りたくないこと(=自分を大切にする要素のひとつ)、こだわりがないこと(=自尊心に影響がない)、やりたいこと、やりたくないことで日々の家事や習慣を分類すると下記のような感じでした。

 

(例) 譲りたくないこと こだわりがないこと
やりたいこと

・自炊、特に冬の朝食で栄養あるものを食べる

→土日に作り置きと冷凍野菜を活用

・湯船につかる

→気が向いたら、✕毎日

やりたくないこと

・平日に体を動かすこと

→宅トレ

・部屋をきれいに保つこと

→土日にまとめて掃除、気になったら1日5分だけ掃除

・食器洗い

→食洗機を導入

・買い物

→通販やネットスーパー、ふるさと納税を活用

・洗濯物をたたむ

→シワにならない服を着る、ハンガーで干してそのまま収納

やりたくなくてこだわりのない家事のほうが多いな私…

 

個人によって好きな家事、重要視する生活の要素や自尊心に関わるものは異なります。

その家事や習慣をしているときに「ああ好きだな」「心地いいな」と思うなら継続すれば良いと思います。

ですが、「この時間がムダだと思う」「自分の性格的にこの作業が苦手…」「機械に任せたい」と感じるようでしたら、時短機械を取り入れる、行う頻度を減らす、他の行為で代替できないか、誰かの手を借りるなどやり方を変えると日常のQOLは高まります。

楽しい・嬉しいなどのポジティブな感情を増やすのも大事ですが、楽しくない・しんどい・辛い・意義を感じないといったネガティブな感情を感じる時間を減らしていくのも日常の豊かさには大きく影響します。

始めるよりも終わらせること、止めることのほうが案外大変なのです。

時には自分の感情に正直になって、それを優先してみてもいいのかな、と自分の生活における「思いきってやめた事」リストを見て思ったのでした。

 

ではまた、別の記事でお会いしましょう!てりーでした!