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希望の会社から内定をもらったけど辞退した話

 

こんにちは!てりーです!

今日はお金を稼ぐカテゴリー、仕事の話です。

アラサークライシスか、仕事もプライベートも色々「これでいいのかしら?」とモヤモヤする時期に突入しています。

現職がまあ限りなく黒に近いブラック企業(もはやただのブラック企業)でして。

根本的に解決しちゃおっかなと転職活動をしまして。

で、ありがたいことに内定を頂戴したのですが、結局断りまして。もちろんその辞退までにとてーもとてーーも悩みました。

その辞退か、入社かで考え計算するまでの過程と読んでいる本がマッチしてしまったので備忘録として残します。

どう決断するか、何にもやもやしているかわからない人の解決の糸口になると嬉しいです。

 

現職の限りなくブラックさに嫌気が差して転職活動にGO

 

私が所属している会社は外から見たらキラキラ、中から見たらアリ地獄みたいなブラック企業です()

残業代は基本でない、現場職にいたっては24時間どころか48時間働けますか状態です。恐怖。

先輩の女性社員への待遇を見ていると、自分の会社での将来性はどんどん悪くなることも目に見えています。

そこで。

転職活動を!私はするぞ!!


転職活動に精を入れました。

特段、希望する事項はありません。

年収は3年以内に現職以上になること、会社か事業に将来性があること、まともな人が同僚や取引先にいること。

そして、できたらいろんな業務や部署を経験して生き残るスキルを身につけること。これに関してはどうせ自分で頑張るのをわかっているため、そこまで重視していませんでした。

上記の年収UPもしくは維持でいろんな業務を経験するには、と短絡的に総合職を希望しました。

業界を絞って精選したところで書類選考が受からなければ意味がない。加えて自分の世間知らずは自覚しているのでローラー作戦で数打ち当たれ~と応募しました。

んで。

内定もらったんだ~!



内定を頂戴しました。(端折りすぎ)

んで、1週間位ウンウン悩んで、色んな人に相談し話を聞いてもらって。

内定を辞退しました。

決断早くない???



事業内容にも仕事内容にも興味関心はありました。なんなら上場企業の関連会社だったので色んな面できっちりしていると予想するのです。

ですが、年収や待遇、女性社員の登用、社風など色んな要素を四則演算したとき、イコールの後の計算結果が私の指標ではマイナスに振れてしまったのでした。

もちろん全てが最高な労働時間が短くて責任も負担も少なくて年収が高い、法令遵守もしている真っ白ホワイト企業に入れるに越したことはありません。

まあそんな会社はなく。何かしら妥協はつきものですが、それでも色々加味して入社すると得られるものよりも支払うものが多いと感じました。

特にネックだったのは女性総合職 登用に関する会社の捉え方と年収です。

前者は選考の質問から漂う無自覚な男尊女卑感…。後者は明らかに年収が下がるのでした。

女性の総合職だから男性以上に頑張らなきゃいけない、でも協力を得られるかは分からない。

そんな中で年収を下げてまで入社したいかと自問自答したとき、私の中ではNOだったのです。マイナスに振れました。

そこまでその会社で働くことに強い思いを持てませんでした。

 

最近読んでいる本から学ぶ欲望について

 

最近下記の本を読んでいます。どうやらSNSで今年の上半期に話題になった本みたいです。

*ネタバレになるかもしれませんから、本の内容は知りたくないよという方は次の画像の下から読んでくださいね。

本書の内容は、人間は模倣(マネ)の生き物で、欲望も他人から受け取ったり影響を及ぼしたりするよ、と。

欲望の影響を受けるから、相互に影響している集団は似たような感じになり、争いが起きたり誰かを排除したりすると。

この相互に影響を受ける集団のことを「1年生の国」、一方的に憧れて欲望の影響を受けるだけの存在を「セレブの国」と読んでいます。(両方とも著者の造語です)

それぞれの集団から「薄い欲望」、「濃い欲望」を受け取ったり渡したりします。(こちらも著者の造語です)

「薄い欲望」は、他人が持っているからほしいといった、誰かから影響を受けて軽い気持ちで欲しくなる気持ちのこと。手に入れたら新たな欲望をまた他人から軽く影響を受け、軽い気持ちでほしいと思うサイクルを繰り返します。

一方で「濃い欲望」は、他人から影響を受けつつも本当に自分がほしいと思うものです。一般的に「薄い欲望」よりも手に入れるまでに時間や努力を要するようなものが多いです。

ほとんどの人は「1年生の国」に住んでいます。

そして「セレブの国」の方々に憧れつつ、身の回りの「1年生の国」住民から「薄い欲望」の刺激を受け、絶えず欲しいものに振り回され、自分の「濃い欲望」に気づかず分からないまま、常になにかを欲しがり満たされる時間が少ないと指摘です。

本の内容はここまで



 

最終選考の後からこの本を買ったため、入社するか辞退するかの悩んでいるときは食い入るように読みました。

なぜなら、内定をもらった会社に申し込んだとき、私は「1年生の国」の隣人から「薄い欲望」の影響をガッツリ受けていると自覚していたからです。

現職の業界は男社会で、女性の総合職は数えるほどしかいません。

そんな希少な女性総合職が取引先で活躍し、一緒にお仕事をしているとキラキラして見えたのです。

だからそんな彼女たちみたいになりたくて、私も似た文化を持つ業界で、女性総合職を目指したのです。

そして実際に内定を頂戴して、働くことを具体的にイメージしたとき、「薄い欲望」であり自分の本心や向いている社風ではなかったと気づいたのです。

私の仕事における「濃い欲望」は他にあると、その会社では実現が難しいと気づいてしまったのです。

ううん、自分を本当に幸せにする欲望に気づくって、難易度が高いです…。

 

本当の欲望に気づくには。解は見つからないけど試行錯誤するしかない

 

「さあどうぞ」と差し出されたとき、何かトレードオフが発生するとき、本当に欲しいのか雰囲気で欲しかっただけで本当は不要なのかに気づきました。

本当は、心から欲しいものではなかった。

では、本当は何がほしいの?と聞かれてもすぐには出てきません。

でもその欲望のモデルは誰?身近にいる?どういうところが素敵で、どういうところにウーーンと思っているの?と自問自答したら、きっと誰かの欲望に影響を受けているだけと自覚できるでしょう。

アラサーになってまで、いろんな業務を経験してきたのに、自分の特性や活躍できる業界・職種はイマイチ分かりません。

それでも私は所属していて苦ではない組織で、やっていて苦ではない業務を、納得できる対価を得ながら取り組んでいきたいと思います。

そのためには、色んなことを経験して自分の好き苦手、得意・不得意を知りながら、需要に応えていく。

高く買ってくれそうなところに売り込む。

現在の希望を叶えるにはそれしかないのかなと、今回の内定辞退をとして学びました。

ということで年始末含む2024年は、引き続き転職活動と自分の幅を広げる活動への取り組みをしていきます。

 

これを読んでくださってる皆様、良いお年をお迎えくださいね。

また別の記事でお会いしましょう!てりーでした!