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欲しいものは言葉にできないと手に入らない

こんにちは!てりーです!

今日は職場の後輩を反面教師()に学ぶ、「欲しいものは言葉にしないと手に入らない」雑談回です。

 

先日、会社全体の飲み会に参加してきました。コロナが明けた(?)こともあり、他部署の同僚と話す良い機会でした。

その中であまりかかわりのない、後輩の事務系地域職が、努力しているのだけど空回っていると小耳にはさみました。

彼女(事務地域職:以下、一般職と記載)は、お給料を上げたくて事務系総合職になりたいらしいのです。

一般職<事務系総合職<技術職の順で給料が違う

頑張りはなんであっても認めてくれ!は難しくない…?

 

残念ながら一般職から総合職にステップアップするという前例がありません。

しかも、昇格昇進も役職たちの雰囲気で決めているようなので、期末の評価の上げ方でさえも、どの同僚も暗中模索といった始末。

そのため上司も古株の同僚たちも、彼女に対してどのように頑張ればよいか具体的なアドバイスができない状況です。

そこで彼女は、事務作業だったら何でも同僚の依頼を引き受け、同僚から仕事をかすめ取る作戦に出ています。

その様子は、まるでブルドーザー。否、狙った獲物を逃がさない猛禽類みたいに、社内へ目を光らせていると聞きます。

狙われたくない…怖いヨ…


その結果、彼女の思惑通り、技術職からたくさん作業(“仕事”でないところがミソ)を任せてもらっている様子。

同じチームの一般職は彼女に疲弊して、職場では存在感を消しているとか。

ただ彼女が期待した通りの評価は得ること叶わず。

事務系総合職を目指して3年目に差し掛かり、しかも期末の評価は彼女が予想していたものよりもだいぶ低かったと聞きます。

挙句の果てに、自分よりも時給が高く仕事にまみれている上長の技術職を捕まえて愚痴っていたとか。

 

その努力、渦中にいると空回りがわからないもの…?

 

よくよく聞いてみると、彼女が頑張っていたのは“一般職の作業の延長”であって“仕事”ではないのです。

事務系総合職が求められるのは、極論、売上増かコスト削減。というか営利団体に求められるものって、ぶっちゃけそれらですよね。

付帯して取引先との信頼関係を構築・維持すること、ライバル企業などの情報を収集すること。

そのためには営業もしますし、人跡未踏の仕事を手探りでやっていくことも求められます。

一方、彼女が事務系総合職になるために取り組んでいたのは、請求書をたくさん作る、見積依頼をする、受注後の書類を作るといった作業なのです。

一般職に求められる作業の延長でした。

何なら、彼女が巻き取った作業は彼女しかできないように属人化し、誰がやっても同じアウトプットが出る仕組み設計化もしていません。

うーん、努力が空回ってる…。

 

努力の生きる目標を立てるには…

 

一般職の彼女の話を聞いて、ありきたりですけども目的と手段は混合しやすい、だからこそ目的は数字を伴った具体的で解像度の高い言語化が必要と反面教師な学びを得ました。

ちなみに彼女は自他認めるメンヘラ

彼女は、「お給料を上げたい」という目的に対して、本来手段だった下記の内容もいつの間にか目的化してしまったようです。

 

・良い評価を得て褒められたい

・事務系総合職にステップアップしたい

・他社でも生かせるスキルを獲得したい

・仕事で成長したい

 

年収を上げるなら利益率のいい業界・会社に転職する方が早いです。もしくは副業を挑戦すればよかったのです。就業規則で禁止されていても。

 

彼女の本当に欲しいものがどこに分類され、どのような材料が必要なのか。

それを確実に把握するには、先述したように数字も交え具体的に言葉で表現すること、そこまで解像度を上げることが重要になります。

 

先ほどの彼女の目的化も、突き詰めれば

 

・お給料を上げたい→経済的理由

・良い評価を得て褒められたい→承認欲求

・事務系総合職にステップアップしたい→社内での地位を盤石にしたい

・他社でも生かせるスキルを獲得したい→自立力の強化

・仕事で成長したい→自己実現・承認欲求

 

解像度を上げるのに、「どうして?」「何のために?」「ほかの方法で代用できないか?」といった多面的な自問自答と想像力が役立ちます。

上記に加えて、リアルを知っておくこと。リアルを知らないと、達成できるかも怪しくなります。

 

まあ一般職の彼女には残念なのですが、事務系総合職のお給料なんて一般職のお給料とほとんど変わらないんですよね…。現職の話です。

 

本当に年収を上げたいなら、職場を替えたくないという条件付きなら技術職一択なのです。

そこまでの覚悟と根気と適性が彼女にあるか、違う営業所で働いている私には分かりません。

いつか彼女が年収を“本気で”上げるためにはどのような行動が適切か、を気づいて行動出来たらよいね、と他人事に思います。

 

では、また別の記事で会いましょう。てりーでした!