こんにちは!てりーです!
今日は最近読んだ学び多い本の紹介と合わせて、やりたいことをやりたいときにやることのお話です。
ご紹介する本はこちら。
やれ働ケ、貯金シロ、投資セヨ!という世間の思想とは一線を画す、お金を有意義に使って人生を楽しみ切る事に焦点を当てています。
特に生涯おひとり様を検討している方には、いかにお金を遣っていくか、老後をマネジメントするかが課題であることから大変参考になる本です。
本書で刺さったメッセージはこれ。というか今日の要約です。
やりたいことは時間とお金とエネルギーなんとか捻出して今すぐやれ、健康なうちに。
今日できることが明日できるとは限らない。
だが健康は地道に積み上げて行け。
もう耳にタコができるほど聞き飽きた内容ですが、年上の知り合いと話をしているとき、自分がアラサーになったときに実感がじわじわ湧いてくるんですよね。
お金も時間もあるのに過去の病歴でやりたいことができない同僚の話
「金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高める p.173
その通りなのですが、残念ながら何歳になっても3つすべてそろうことはサラリーマンとして働いていたり、家族を作っていたりしたら難易度が難しいんですよね。
3つのうち、どれか2つでもそろっているときさえ幸運な状況です、特に今の日本。
ですが、そうもいっていられないなあと、同僚の話を聞いて思いました。
彼は同年代と比較して、健康体ですし、DINKSでお金にも時間にも余裕があります。
つまり3つそろっている(ように見える)のですが、南国旅行の機会にマリンスポーツをしたいとスキューバダイビングを申し込もうとしたのです。
すると彼だけは不可。なぜなら肺気胸になった病歴で引っかかってしまったのです。
肺気胸とは?
せめてもの海に潜るアクティビティをしたいとシュノーケルは大丈夫か、医師に相談したところそれも不可。
泣く泣くその同僚は、他のアクティビティをすることにしたと言っていました。
現在 健康であっても、働き盛りで年齢が若くとも、過去の病歴が邪魔をしてできなくなる体験は存在します。
本の中でも、下記のようにありましたが、別の機会さえ与えられないこともあります。
大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまずに金を使うことだ。p.20
今すぐ金を支払うべきか、別の機会のために取っておくべきかを立ち止まって考えてみてほしい。P.170
みなさんも人生で行ってみたい場所、食べてみたいもの、やってみたいことがたくさんあることでしょう。
私も人生でやりたい100のリストを作ったばかりです。それらは今日できても、明日できるか保証はないのです。
その体験はいつまでできて、どれくらいのお金がかかるのか書き出してみる
ではいつやるか。お金の問題、時間の問題、健康の問題をどうやりくりするのか。
まずはやりたいことを書き出してみてください。死ぬまでにやりたい100のリストを作ってみるのも良いと思います。
その上で、行き帰り込みで必要な日数、かかる金額、何歳までならすることができるか、横に書いていくのです。
日数や金額は検索すると概算を把握できます。年齢の限界に関しては、身近な年上の方が楽しんでいるか想像するのです。
例えば、職場の嘱託社員62歳の方はその体験をしたいと思いますか?最後までできる体力がありそうですか?
自分の父母の年齢ならどうでしょう?お爺ちゃんお祖母ちゃんならばどうでしょうか?
私のやりたいことリストには「富士山で日の出を見る」というものがあります。
やりたいこと | 富士山で日の出を見る | ノリタケミュージアムに行く |
---|---|---|
必要な日数 | だいたい3泊4日 | 1日あれば十分 |
かかる金額 | ツアーだと約3万 | 1万円くらい |
何歳が限界そうか | 原則75歳。55歳かな | 85歳でもOK |
のようにイメージしていくのです。
すると自分の年齢から逆算して、あまり時間的余裕がない体験、年を取ってもできる体験と大別できます。
案外お金がかからず今すぐトライできる体験も見つかるかもしれません。
その中でやってみたいことを優先的に時間とお金を配分して挑戦してみましょう。
私も本書と同僚の話をきっかけに、マリンスポーツと時間と体力の必要な登山を今年中にできるよう計画しています。
老後のお金と合わせて大切な健康
経験から価値を引き出しやすい年代に、貯蓄をおさえて金を多めに使う。 p.167
と著者は有意義なお金の使い方を提案していますが、とはいえ老後の準備は大切。老後2,000万円問題も話題になりました。
平均寿命が延びている一方で減らされる年金、物価高騰、何歳まで働けるのか、介護は…と不安は尽きません。
最近の小学生まで老後の心配をしていると聞きます。いや、目の前の友達と楽しくわんぱくに遊んで欲しいですよ。
何歳まで生きるのか、何歳まで健康で過ごせる「健康寿命」でいられるのか、これらの大まかな把握をする必要があります。
そこで参考になるのが、下記です。
・保険会社の寿命予測
大樹生命の長生き診断
https://www.taiju-life.co.jp/joyful/simu03/index.php
・父母、祖父母、いとこの寿命や病気歴
特に血縁家族の病歴や寿命はとても参考になります。
自分の父母が呼吸器系疾患に悩まされていたのであれば、ご自身もその可能性はあります。
逆にご自分の父母が70歳になってもひざの痛みが軽く健脚であれば、他の人よりも健康寿命は長そうです。
平均寿命をおおよそ予測できたところで、肝心の老後資金をどう算出するのか。
この質問に関しては、本書の著者が計算式を提示してくれています。
では実際のところ、老後にどれくらいの資産を最低限用意すればいいのか。私は、「毎年の生活費×残りの年数」の70%ほどをすすめている。P.220
なぜ70%か。それは人は年をとればとるほど金を使わなくなるから、と著者は回答しています。
年を取るほど人は活動的ではなくなり、食べるものも欲しいものも減っていきます。増えるのは医療費くらいでしょう。
なんなら健康寿命をできるだけ引き延ばせば、医療費も安く済むかもしれません。
そのために著者は、若いころから健康に気を付けて生活することをオススメしています。
若い頃に健康に投資するほうが、人生全体の充実度は高まる。食生活に気をつけ、筋肉を鍛えておけば、できるだけ長く健康を保て、経験も楽しめる。P.180
若いころ、というのは「思い立った今日」です。腹筋1回、散歩5分からでも構いません。
地道に体力と筋力をつけるところから始めましょう。
健康の積み上げは、複利で効いてきます。ただ投資と違って、良くも悪くも積み上げが結果に出ます。
バランスの良い3食と睡眠をしっかり摂り、運動もこなすなど良く行動すれば、健康寿命を長くします。他方、食べたいものだけを食べて不規則な生活、運動不足を長年積み重ねるなどの悪い行動は、医療への重課金と日々の生活がしんどいという悪い意味で返ってきます。
今日取り上げた内容以外でも、本書はお金を手段として人生を楽しみ切るにはとても参考になります。
興味がある方はお手に取ってみてくださいね。
では、また違う記事でお会いしましょう!てりーでした!