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歯列矯正の費用で医療費控除を最大限恩恵を受けたい(シミュレーションしてみた)

こんにちは!てりーです!

今日は歯列矯正の話から派生したお金の話。医療費控除と確定申告、ふるさと納税の話です。つまり税金還付の話です。

泣く子と地頭には勝てない。というか日本の徴税からは逃げられない、悲しきかな。特にサラリーマン。

それなら知識武装し、使える武器はすべて使って手元に残るお金を合法的に残すのが庶民の処世術。

今回の歯列矯正では、今後の健康にも影響する歯並びを良くすることで健康寿命を延伸すること(もひとつの)目的です。

実際に歯並びがきれいになってからは一般歯医者に治療で通う回数が圧倒的に減り、医療費の節約に役立っています。

キレイな歯に還付金ってサイコー!

実際自分がかかった費用で最大限、税金の還付を受けられる確定申告のやり方を模索していきます!

※なお、管理人は税や経理の専門家ではなく、FP2級レベル・簿記2級レベルの知識しかないため情報の正確性は担保できません。すべての計算や仮定を心から信じないようにしてください。

 

比較の前提条件はこちら

 

本比較で試す条件は下記のとおりです。年収、歯列矯正の金額は現実味のある金額で計算しています。計算しやすいように端数も処理しています。

文言は源泉徴収票の言葉でなく聞き慣れた言葉を使います。数字は源泉徴収票のものをできるだけ採用します。

またシミュレーションは無料のサイトを使って行います。実際の還付金額や控除額とは異なる場合があるので、あくまで参考としてご覧ください。

前提条件

・年収:400万円(2年目も昇格なく同額とする)

・医療費の総額:約120万(交通費や他備品含む)

iDeCo掛け金:13万8,000円

・その他の控除はなし

歯列矯正は2年でワイヤー除去、その後2年間は保定装置と仮定する

・交通費は同じところから通い続けることを想定。往復390円。

・本年の医療費控除は歯列矯正にかかった費用のみとする

 

またシミュレーションとしては下記の2パターンで行います。

保定装置期間の医療費に関しても記載の予定です。

 

(1)1年で矯正にかかるお金を全額払う(交通費は1年分)

(2)2年かけて矯正費用を払うことにする(交通費は1年毎に算入)

 

シミュレーションしてみよう

 

では前述の条件で比較してみましょう。

差額も見やすい様に表にしてみました。

項目

1年で矯正費用を全額払う

2年かけて矯正費用を払う

備考

1年目の医療費合計

1,027,180

570,680

 

医療費控除額

278,154

141,204

 

2年目

70,680

527,180

 

医療費控除額

-

128,154

 

医療費控除の合計

278,154

269,358

差額は\8,796.-

2年目費用を初年度に年利3%で運用したら

-

540,360

→運用差額+13,180

上記控除との差額

→+¥4,384

*3,4年目はどのパターンでも10万円以下となり、医療費控除の対象外なので省略。

 

1年で全額払う場合と2年かけて払う場合で比較すると、医療費控除としては前者のほうが約8,000円強、控除対象額が大きくなります。

一方で2年に分けて支払う場合に2年目の金額を仮に年利3%で運用すると運用差額は+1.3万円(課税前)です。

仮に投資税およそ20.2%課税されたとしても1万円は手元に残ります。

このように比較すると1年で全額払うよりも、2年かけて矯正費用を払い、内2年目の金額は1年目で投資に回して投資利益を得ておくのがお得になりそうです。

なお医療費控除の合計というのは、還付される金額ではなく控除の計算となる対象の金額です。

そのため年収が多い=天引きされる社保や税金が多ければ、控除の計算のもととなる控除の合計枠も大きくなります。

年収400万であれば、矯正費用を一括で払う=1回の控除額を増やすのはあまり得策ではないと感じます。

それよりも一括で支払う余裕があるのならば、半額を投資信託で回して微々たる金額でも運用益を得て資産を増やす方が人生は豊かになる気がします。

ちなみに私てりーは、2年かけて矯正費用を払いました。1年目に2年目の費用を投資信託で回し、ほんの少し運用益が出た状態で利確、2年目に支払いに当てました。

もちろん、投資で運用するよりも旅行や友達と遊ぶといった人生を豊かにする経験に使って、次年のことは次年になんとかするのもひとつです。

 

今回のシミュレーションででは歯列矯正の費用のみを医療費控除の対象としていますが、実際は耳鼻科や眼科など色んな病院にお世話になる機会も多いでしょう。

仮に一括で支払いする資金があっても、税金の還付を大いに受けられるように小分け計上したほうがお得と言えます。

もちろん一括払いできるけどしない場合は、その場合は放置するのでなく運用してみてはいかがでしょうか。

 

ふるさと納税iDeCoの税金控除との組み合わせでどのように金額に作用するのか

 

本記事の本題はここからですよ…!個人の体験から

シミュレーションではとても嬉しい結果が出たのでウキウキルンルンと確定申告しました。

その前にふるさと納税もガッツリしました。

その年からiDeCoもはじめました。ネットの記事でiDeCoをする人はふるさと納税を満額しない方が良いという記事を見かけ、それも考慮しました。

iDeCoとふるさと納税の併用で、控除額の上限に影響がある?:三井住友銀行

当時参考にした記事では、iDeCoをかけている人でふるさと納税をしたい方は、ふるさと納税明けの控除額を8掛けにしておいたほうが持ち出しは少ないという内容でした。

ということでふるさと納税各サイトの詳細シミュレーションをしました。

下記のふるさと納税限度額の計算につかった数字は自分の実際の源泉徴収票の数字ですから、上記の条件によるものではありません。

ですが、ここまでブレがあるのだという参考として載せます。

 

計算サイト

ふるさと納税限度額

ふるさとチョイス

42,803

ふるなび

42,800

Au pay

45,000

楽天

38,955

 

実際の還付金と住民税控除額は下記のとおりでした。うーーん、ブレが激しい…。

還付金:  ¥36,745.-

住民税控除:¥26,000.-

合計:   ¥62,745.-

ふるさと納税はワンストップ申請ではなく、確定申告で控除申請したため住民税控除で寄付金額の全部を控除が受けられるというわけではありません。

ただ仮に還付金の2割にふるさと納税の一部が含まれており、また2,000円は自己負担として算出します。

またiDeCoの還付は一年の合計金額の1割として、13,800円としましょう。

となると還付金と住民税控除額の合計に占めるふるさと納税による控除は32,000円くらいと仮定できます。

一番近いのは楽天の詳細シミュレーションかしら。それでも7掛けで計算した方が良さそうです。

まあ各サイトが提供しているシミュレーションでは、確実な金額算出は難しいということを学びました。

絶対に損をしない金額でふるさと納税したい方はシミュレーション結果の6,7掛けにするか、税理士さんに相談して最大限の金額を算出してもらうほうが確実でしょう。

 

医療費控除アリの確定申告で学んだこと

 

結論:控除で色々申請するときは何事も7, 8掛けで計算した方が持ち出しは少ない。

   すべての控除で最大限の恩恵を素人(市民・会社員)が受けるのは至難に近い。完璧を求めない。

   それでも使える控除は使うに限る。税金は高い!!!

今回の記事は役に立つようで役に立たない内容ですが、個人的には医療費控除が税控除に与える影響を考察してみたかった、検証してみたかったので記録として残しました。

再度繰り返しますが、本記事の執筆者は税の専門家ではありません。素人市民が税を合法的に安くする試行錯誤の記事です。

丸っと信じないように、参考程度にとどめてくださいね。

 

ではまた別の記事でお会いしましょう!てりーでした!