こんにちは!てりーです。
今日は、現場系資格で未経験でも就職や転職、昇格にも有利といわれる第2種電気工事士を安く、独学で取得した話を。
ちなみに私は超文系。文系レベルは、アルファベットと数字がごちゃ混ぜになると目をそらすほど。電気の知識はありません。(電気系の会社にいるのに)
コロナ前に第2種電気工事士(以下、電工)を取得しているのですが、受験の動機はもちろん昇給です。不純といわれても年収を上げたかったのです…!
ただ、電工取得にかかる費用が結構掛かるんです。約5万円といわれています。講習を受けると約10万円くらいかかります(講習めっちゃ高くてびっくりした…拘束時間も長いし…)
そういう状況で私は、49,426円で取得しました(技能2回受験、フリマ売買換算含む、郵送代諸経費等含む)
なお、本ページは第2種の電気工事対策を前提としています。第1種電気工事だとかかる金額や対策の難易度が変わってきます。そのため合格の保証はできかねます。
受験申請
まず受験申請です。受信申請はインターネット申請を強くお勧めします。
郵便で申請もできます。ですが、願書が届くまでに時間がかかる、手書きで入力する、間違えたら認印を押す、返信用封筒に切手を貼る、書留で郵送する等と手間とお金がたくさんかかります。
また、受験料の支払いはクレジットカードで決済しましょう。もちろん郵便局の窓口でも支払いできます。ですが、窓口支払いだと手数料がかかる上に、受験料が少し高いです。(手数料は¥203)
参考:郵便申請窓口:¥9,600円+手数料¥203円(郵便局) =合計¥9,803円
インターネット申請:クレジット支払い¥9,300円
→すでに¥503円の差額
ここに願書返送の返信用切手、受験申請書類の郵送(書留)のお金が加算されます。
筆記対策
受験申請が終わって、ひとまずお疲れ様です!では筆記対策に移りましょう。
筆記試験の対策は、過去問を解く→解説を読むという過去問サイクルをひたすら繰り返しましょう。過去問以外のテキストは正直、不要です。(例えば解説本など)
過去問5年分を3回通しで解くと、まったくわからない状況からなんとなく理解できるようになります。できるだけ5年分を3回は回してください。昔の問題がちょこちょこ出てきます。
過去問だけで不安ですか?大丈夫です。私も最初は、分からなさ過ぎて勘で選んだものがかろうじて正解、というか日本語が理解できない…(;_;)と落ち込みました。
ですが、2回3回と解き続けると、問題の意味も内容も分かるようになります。過去問サイクルを淡々と回すと、合格点の7割を超えるようになりました。
ちなみに過去問はインターネットでゲットできます。別に書籍を購入しなくても対策できます。
入手先は公式HPのこのページです。
公式HPに解答・解説はないため、インターネットで探します。
どうしても解説が欲しい!という場合は、独学のオキテさんやyoutubeにお世話になっていました。
私が参考にしたサイトはこちら。
公式HP
独学のオキテさん
*ただ、紙媒体でほしい、解説がセットで欲しいなら買うのもありかなと思います。
もちろん、書籍で学んだ場合も、きれいに使っていれば中古本として売ることができます。
参考:インターネットで勉強:¥0円(パソコンとインターネット回線代のみ)
書籍で勉強:¥2,090円(税込み)
実技試験対策
筆記試験お疲れさまでした!約 1ヶ月後には実技試験があるので、切り替えて対策していきましょう。
電工の正直、技能試験は難しいです。なぜならひとつでもミスをすると容赦なく落ちちゃうからです。しかもミスの内容を問い合わせでも教えてくれません…。
加えてある程度練習をしておかないと、時間内に完成させることは難しいです。
試験対策なしでは合格は難しいです。同僚の中でも、実際に工具と部材で練習せずに合格した人はいません。同僚は現場でバリバリ電気工事に従事している現場職であっても、です。
実技試験を1発合格するために準備するものは4つ。
実技対策本
これは購入して、試験問題の確認、配線図の書き方、各作業のやり方、採点ポイントを確認します。
協会公式のガイドライン「技能試験の概要と注意すべきポイント」
実技試験を練習しながら確認してほしいのが、協会公式の不合格ガイドラインです。
実は、本の失格項目や原点ポイントがあいまいな箇所があります。
私はランプレセプタクルのねじ締めと皮膜の芯線が3mm以上露出というミスしました…本に3mm以上はダメって書いていてほしかった…無念.
なお、不合格の際は、どうして不合格になったか教えてもらったり、問い合わせたりすることができません。
確実に、堅実に合格に近づくためには、協会が公式で出しているガイド熟読しておきましょう。
協会公式のガイドライン「技能試験の概要と注意すべきポイント」
*参考:本を購入しなくても対策はできます。一応電工協会に試験問題が掲載されていますし、you tubeでも解説があります。ですが、書籍だと対策の流れ体系的にまとめてくれています。加えてミスしやすいポイント写真付きで解説があります。
書籍をメインに、you tubeで苦手な作業の段取りを確認したり、写真ではわからないところを随時確認していく方法をお勧めします。
工具
工具は、初心者は一式でそろえることをお勧めします。ホームセンターやネットでちょこちょこ集めるより、早いし楽です。現場職で持っている方、知り合いが電気工事業に従事している方は借りても良いかもしれません。
女性や体力に自信がない方でも工具をうまく使えるかな…と不安になるかもしれません。特に圧着工具でスリーブの圧着を、通常サイズでできるか。これに関しては、両手で圧着を行うという方法で解決できます。
もし手が小さい方(目安は中指頭から手首と手の平の境目までは15センチ以下)、握力が両手20前後の方は、ミニサイズのリングスリーブ圧着工具の方が使いやすいかもしれません。
また工具一式が高いため、中古品を検討する方もいると思います。
メルカリなどのフリマでも取り扱いがありますが、刃こぼれや汚れ、使いにくいなどの問題があるかもしれないので、工具は新品で購入することをお勧めします。
技能試験練習用部材
いちいちホームセンターで購入するよりもまとめて買った方が、買いこぼしやサイズミスなどがなくて安心です。
問題を1周、2周するうちにリングスリーブが不足したり、コンセント枠が壊れたりすると思います。都度購入していきましょう。
部品はお近くのホームセンターに売っています。困ったら実物をもって店員さんに相談しましょう。
私が受験したときは知らなかったのですが、技能試験の練習材料をレンタルできるとか…!
合格後も返送料がタダ、電線クズも含めて処分が簡単なのは楽ちん。
また部材購入しても、必要な部材だけ追加購入できるサービスもあるのは便利ですね。
なれない部材名を控えてホームセンターで探すのは時間と手間がかかります。
実際、私もケーブルとリングスリーブで欲しいものをホームセンターで探すのは大変でした。しかもいっこ間違って買ってました…。
今、私が技能試験を受験するならレンタルかバラ売りのお世話になりたいです。
合格したら…
ここまでの大変な道のり、お疲れ様でした!そして合格された方、おめでとうございます!
さて合格しても、手元に資格証が来るまでにまだまだお金がかかります。
このフェーズでかかるのは、下記の通り。
・免状申請手数料:自治体によって異なるが、私の場合は5,300円
・写真代、郵送代、交通費、追加書類の申請代(住民票など)
なお、申請してから資格証が手元に届くまで約3ヶ月はかかります。
時間にも余裕をもって申請の手続きをしてくださいね。
また合格した方なら、もう練習セットや買った参考書、もしかしたら工具も不要になる方が多いと思います。
かかったお金を回収できるところは回収していきますよ…!
回収案①:フリマサイトで売る
実は電工の受験関連グッズはフリマで需要があります。
練習グッズはもちろん工具も、状態が良ければ新品の2割引きでも買ってくれる方がいます。
ただ参考書や問題集に関しては、どの時期でも最新版の需要が大きいです。
そのため合格がわかったらすぐに出品するようにしましょう。
個人的におすすめのフリマはラクマかpaypayフリマです。業界一番のメルカリでも需要はありますが、ラクマかpaypayフリマは手数料も送料も安いです。
実際に私は、工具と技能練習2周分セットを24,700円で買いましたが、ラクマかpaypayフリマで両方とも売って14,425円分回収しました。(送料、手数料除く)
もし登録するなら下記のコードを入力してもらえると、最初からポイントがもらえますよ!
回収案②:ケーブルを近くのリサイクル業者に売りに行く
電工2次試験の練習で使ったケーブルは、短い端材でも売ることができます。もちろんフリマで出品することもできますが、確実にすぐに買ってほしいのであればリサイクル業者に売ることをお勧めします。
業者選びには、銅、鉄などの金属のリサイクル業者です。
インターネットで検索するなら、「お住まいの地域 銅 リサイクル」や「お住まいの地域 金属 ケーブル リサイクル」と入力すると色々出てくると思います。
ちなみに私は練習問題を4周した金属を会社近くの銅リサイクル業者に持ち込みました。おまけも付けてもらって約1,800円になりました。
その他の処分方法①:知り合いに譲る
フリマ出品やリサイクル業者に持参することがどうしても面倒であれば、いっそ興味ある人に譲ってしまいましょう。
もしかしたら合格したら何かおごってくれるかもしれません。
いかがでしたか。これから電工の取得を目指す方、最短で、あまりお金をかけずに頑張って取りましょうね。
ではまた違う記事でお会いしましょう!てりーでした!