こんにちは!てりーです!
今回は人生に一度は遭遇するであろう、マルチビジネス勧誘を撃退した体験と、そこから考察した勧誘のかわし方です。
人生を豊かに楽しく生きていくには、不要な勧誘に時間もエネルギーもお金も使わないことが大事です。
もちろんネットワークビジネスも宗教勧誘も、個人的には好きにすればよいと思います。日本国には信仰と職業の自由が保障されているわけですし。
ただ相手が利害ない人間関係を望んでいる場合や、勧誘である告知をしないまま勧誘を始める場合、あくどいなと思います。タチが悪い。
というかマルチビジネスにいたっては、あらかじめ「これは勧誘行為ですよ」と伝え、相手から勧誘行為の承諾を得ておかないと特定商取引法違反です。通報できます。
ちなみに通報したら勧誘者とその大元のビジネスは商取引が停止させられます。
コロナ禍前後でアムウ〇イが事業停止してたのは、それが要因だったと記憶しています。(間違っていたらすみません)
今回の記事では勧誘を希望していない、そして勧誘者が勧誘の告知をしていない場合の断り方を私の体験も交えてお話します。
まあそもそも、怪しいと感じた時点で、違和感を覚えた時点で「あ!用事思い出した!アデュー!!」と去るのがいちばんです。
孫子のいう三十六計逃げるに如かずは、何事にも応用できる素晴らしい教訓…!
ワンマンか多数からか、その場限りか今後も関係性を維持していく必要があるか
勧誘を断るにも、勧誘の状況と、勧誘者との関係性によって対応の仕方が異なります。
つまり、1対1なのか多数から勧誘されているのかという状況です。
そして関係性とは、勧誘してきた相手とはその場限りで終わるのか、今後も付き合っていく必要があるのか、です。
断ったり逃げたりする難易度は下記のように変わります。
勧誘の状況 | 1:1 | 加入者が複数 |
---|---|---|
相手とはその場限り | いちばん簡単 | ちょい難だが簡単な方 |
今後も付き合う必要アリ | 難しい | いちばん難しいし相手次第 |
特に勧誘者が多数の時に、複数人と今後も人間関係が続く、という場合がいちばん大変です。
しかもそれが注文をくれる取引先だったら…恐怖。
もし今後も人間関係を続けたいと思うのであれば、勇気をもって、毅然と誠実にやめてほしいと伝えることが肝要です。
もちろん勧誘する先方も、勧誘することで人間関係が断絶する覚悟をもっているでしょう。
もしかしたら、勧誘する時点で関係が途絶えてしまっても構わないと思われたうえでの行動かもしれないということは言うまでもないでしょう。
私が勧誘を撃退した体験
実際に私が勧誘を受けた時のお話です。
コロナ前のことで、当時まだ20代前半の世間知らずでした。
勧誘してきた人とは、初対面が集まる朝活で同じグループでした。(以下、勧誘者をマルチさんと呼びます)
朝活で会った第一印象は、目が死んでいる…。目が死んでいると言うよりも、クスリをやっているのか?という感じで目の焦点があってない、覇気がない感じでした。
ほかには歯がボロボロ。たばこのヤニもついて黄色いですし、生活習慣の悪さが肌にも歯にも出ている見た目でした。つまり見た目からして赤信号な人。
当時は見た目で人を判断しない!という世間知らずで怖いもの知らずでした。加えて当時は気軽にご飯に行ける友達が切実に欲しかったのです。それがアカンかった…
朝活の後、2人でご飯に行くことに。その時の話題は「どうして朝活に参加しているのか」。ここからは会話方式でお送りします。
てりー「グルメ友達が欲しいと思って」
マルチさん「楽しそう!私友達たくさん集めてタコ焼きパーティーとか自宅でするから、もしよかったら来ない?」
てりー「お誘いありがとうございます!けど大人数でがやがや騒ぐの苦手なんです」(いきなりグイグイ誘ってくるな...)
マルチさん「えー。そんなんじゃ新しい友達出来ないよ!」
てりー「大人数で楽しんだところで本当に仲良くなるのって難しいと思うんですよね」
マルチさん「みんないろんなことに興味持って生き生き活動しているから、いいエネルギーもらえると思うな!」
てりー「へー。ちなみにどこでお知り合いになった方々なんですか?」
マルチさん「あー...実は○○(ネットワークビジネス名)をしていて。そこの勉強会で仲良くなってね。お休みの日も一緒に遊んだりしてるの」
マルチさん「そうだ、てりーさんも○○(ネットワークビジネ名)しようよ!勉強になるし、なにより自由に使えるお金増えるよ!」
勧誘された~~~~!怖いもの知らずの当時の私、ない頭を振り絞ってカウンターパンチを繰り出す…!
てりー「じゃああなたはいくら儲かっているんですか?」
マルチさん「すごい人はたくさん儲かっているよ。だからあなたも始めたら...」
てりー「いやいや、すごい人の話はいいんで。あなたの話をしているんです。あなたはいくら儲かっているんですか?」
マルチさん「私はあんまり...」
てりー「あなたがもうかっていないなら説得力無いですよね。やりません。不愉快だから勧誘しないでください」
マルチさん「......」
この後、マルチさんが気を使って色々話題を振ってくれたのですが、最低限の返答だけで無言で食べ続け、そのまま固い空気のまま別れました。
まさか会計時にマルチさんが財布を忘れるという、マンガかな?ということをしでかしてくれたのは別の話(遠い目)。
ですが、不要な勧誘に関しては毅然と不要であると伝えること、場を和ませようとヘラヘラしないことが大事なのだと身をもって学びました。
勧誘者が多数の場合
私が勧誘されたときは勧誘者がひとりだったこと、場所が飲食店という開かれた場所でした。
そのためすぐに我に返り、流されずに断るという行動をとることができました。
もし勧誘者が2人以上の多数の場合、どのように対応したら断ることができるか、逃げることができるか。
これは自分と勧誘者との関係性によって対応が異なってきます。つまり、勧誘者ひとりでも今後も人間関係を続ける必要があるか、ないかという点です。
勧誘者の誰とも今後も付き合いを続ける必要がない
「あ、これは勧誘や。あかん」と思ったら口角を上げて無言でいましょう。相手の言行に肯定も否定もせず、ただ存在感を消していきます。連絡先を交換しようと提案されても、「あまり連絡先の交換はしないようにしているんです」と断りましょう。そして脱出する機会をうかがいましょう。トイレに行くでも、アラームを設定して「あ、職場/家族から電話だ!行かなきゃ!」でも演技してその場から逃げましょう。
三十六計逃げるに如かず、です。
岩のような頑固な気持ちで「逃げる」「連絡先を交換しない」「今後もかかわるスキを与えない」を貫きましょう。
上級者テクニックとして「勧誘者よりもやばいビジネスや宗教に加入していることを伝え、さらに勧誘者に勧誘を促す」というかわし方もあります。例:私モルモン教信者やから…
個人的にはあまりおススメしません。(でしょうね)
ひとりでも人間関係を続ける必要がある
問題はこのパターンです。今後も交際する人数が多ければ多いほど、職場や家族など自分の知り合いともつながりがあるほど難しくなってきます。
今後も勧誘者と付き合っていきたい、交際する必要がある場合は毅然と、誠実に、勧誘をやめてほしいという旨を伝えるしかないと思っています。
誠実に向き合った後で、勧誘者がどのように対応するかは、相手にゆだねるしかありません。
「勧誘をされるのは困ります。あなたとは今後も良好な人間関係を築いていきたいと思っています。これからも仲良くしたいから、私には今後、勧誘をしないでください」と真剣な表情で伝えましょう。
これで人間関係が断絶するならそれまでの関係性ですし、相手に良心と倫理観が残っていればむやみやたらな勧誘はなくなるでしょう。
なお、人間関係を継続していくと自覚しながら他人を勧誘するタイプは、自分の思い込み・解釈=他人の言行・評価と現実を捻じ曲げる傾向もあります。
事なかれ主義の姿勢でナアナアで対応すると、不倫ドラマもビックリな泥沼で、ほかの人間も巻き込んだえげつない展開になる可能性が大きいのでお気をつけて。
貧すれば鈍する、何事も余裕ってダイジ
マルチ商法にせよ宗教勧誘にせよ、うまみのない雑用仕事にせよ仲良くなりたいと思わない人からの誘いにせよ、断るにはエネルギーが必要です。
適切な意思決定には余裕が大事です。
何か大きなストレスを感じている、体調が悪い、金欠、人間関係がうまくいっていないといった気になることがあると、嫌な勧誘も断れなくなります。
難しいとは思いますが、できるだけ余裕を持って判断できるように普段から自分の機嫌を取り、体調管理し、セルフコントロールしていきたいところです。(これは私の日々の課題でもあります…)
あとは、その人にこだわらないことも大切かもしれません。
世界にはたくさんの人がいますから、勧誘者とうまくいかなくてもウマが合い、仲良くなれる人はまだまだいます。
出会う人すべてとうまくやっていくには、時間もエネルギーもお金も全然足りないですから。
これから出会う仲良しの方のために、目の前に勧誘者をリリースする。豊かな人生には必要な選択でもあります。
ではまた別の記事でお会いしましょう!てりーでした!